第四回起業塾・議事録

先週の土曜日開催しました第4回起業塾のご報告です

 

お話頂いた内容を箇条書きにしますと

 

・まずは何をやりたいか?そこからがスタート

 

・出来るならお金儲け以外の目的が欲しい

 

・資金調達は必ずと言っていいほどぶつかる問題

 

・パートナーはいるか、もしくは一人でやる覚悟があるのか

 

・自分の弱点が分かっているか、また、それを補う方法を知っているか

 

・相談できる相手がいるか

 

・成功にたどり着くイメージを持っているか

 

・新しいものを生み出そうとする態度を持ち続ける

 

・全てがイノベーションでは市場は受け入れない。レッドオーシャンからブルーオーシャンに抜け出すための何か、そこのイノベーションが大事

 

・シェルパーの重要性

 

質問タイムも長くとれましたので、参加者の聞きたいことが深堀りできたのではないかと思います

 

個人的に印象に残ったのは、パートナーに対する考え方でした。まだ自分の中で答えは出てませんが、別の視点を得られたとう感覚です

 

また香港和僑会で実際に立ち上げからかかわられている投資案件を例にあげ、その全てで資金繰りの問題に突き当たったとの事。以前の起業塾でも、資金繰り、資金繰りと口をすっぱくして言われていたことがリアルに感じられました

 

今回は荻野会長の都合上、塾長を交えての懇親会はできませんでしたが、その後参加者で夜遅くまで起業、人生など語り合うことができ、まさに好日子な1日でした

 

次回も楽しみです

 

第一回起業塾 議事録

先日まで激しい雨が降っていた中、幸いにして

第一回起業塾当日は、どうにか激しい雨がなく開催できました。

荻野会長は、ユーモアを交えながら自分の実例や和僑キャピタルでの事例を

お話され、ものすごくわかりやすい講演内容でした。

個人的に印象に残った話は、

・香港(”海外”という言葉に置き換え可能)の飲食や物販は接客が全然だめなので

それができれば、勝てる!

・儲けもなく損もないという情況で満足するな(トラブルが起きたらつぶれる)

・起業に大切なものは

1)人のやっていないことをやる

2)しっかり利益が出るか考える

3)資金繰り(これを厳しく考えることが必要)

しかしもっとも大切なのは、”夢”

といった内容でした。

 

講演の内容は当然すばらしかったのですが、個人的には懇親会内でのお話が

もっとも自分のためになりました。

荻野会長は、お忙しい方なのに懇親会も最後まで付き合っていただき

懇親会では、いろいろな方がこの機会に荻野会長とお話できたらいいという計らいから

”席替えタイム”を設け、直接荻野会長と話ができる機会がありました。

そこでは、かなり個別具体的な話が聞けましたし、荻野会長も

すでにいろいろな方と話されているので、それぞれのレベルに合わせ

お話いただけたので、ものすごく有意義でした。

 

次回の起業塾も、ご期待ください!

IMG_6532

IMG_6533 IMG_6534

荻野会長、ありがとうございました!

 

 

【5/29】第90回定期交流会「海外起業で成功するには~400名以上の和僑起業家と出会って~」開催レポート

講演タイトル:海外起業で成功するには~400名以上の和僑起業家と出会って~

講師:堀内弘司氏(和僑研究者)早稲田大学・桜美林大学・工学院大学 孔子学院 客員研究員

日時:5月29日(日)16時~18時(15時30分会場)

場所:深セン粤海酒店11階会議室

 

第90回深セン和僑会定期交流会は「海外起業で成功するには~400名以上の和僑起業家と出会って~」というテーマで、和僑研究者として、早稲田大学で博士号(Ph.D.)を取得した、堀内弘司氏にご講演頂きました。

 

早稲田大学大学院アジア太平洋研究科博士課程に在学した堀内氏は、上海・重慶・北京に1年半あまり滞在しながら、中国に越境した日本人の経営者・ビジネスパーソン150名近くの人々にインタビューを求め、丹念に中国ビジネスに関する経験や知見を聞き取り、調査するという質的研究を行なってきました。

 

堀内氏の研究努力は、中国の現地で生きる日本人ビジネスパーソン達の生々しい経験や考え方、ビジネス上の戦略・戦術などを丹念にライフストーリー調査法で聞き取り、分析したものです。堀内氏は「海外に仕事の場を求めて越境した日本人=和僑は日本の未来に降りかかる様々な問題を海外から支えていく可能性を持っている」と述べています。

 

私自身、香港で起業して7年になりますが、海外で起業して成功される方には一定の成功パターンがあると思います。他人が真似できないことをしているか、大企業がやらないニッチな市場に特化しているかのどちらかだと思います。私も良く思うのですが、海外で起業して成功する人というのは、10人に一人いるかいないかぐらいの確率ではないかと思います。サラリーマンとしてエリート街道を歩んでいた人が、起業して失敗する姿を見て、非常に残念に思うこともあります。

 

今回、堀内さんの沢山の和僑に対するインタビュー活動を通して、どういう人が海外で起業して成功しているのか、海外で起業して成功するための条件は何か、海外で起業して成功する人と成功しない人の違いは何か、そんな話をお伺いすることで、今後起業を検討している人達に向けたマイルストーン的なお話ができたら良いのではないかと思い、今回の講演を企画させて頂きました。

 

今回の堀内氏の講演を通して、参加者の皆様は自分自身の仕事の意義を見直す大変良い機会となったことと思います。近年、人件費と物価の上昇が続く中国では、日本人が現地で起業する難易度が高くなってきているようにも思いますが、何度でもチャレンジできるビジネス環境は素晴らしいと思いますし、アイデア次第で誰にでもチャンスが巡ってくるマーケットではないかと思います。

 

また、日本から中国へ転職ならぬ転国をする若者達も増え続けており、実力次第で20代~30代で日系企業の管理職を任されるケースも多数あります。海外起業で成功するための秘訣は、自分の会社を興すということ以外に、社内起業で成功を収め、管理職へ上り詰めるケースも見えてきました。

 

私自身もそうでしたが、最初から大きなリスクを取って起業するのではなく、自分の商品を買ってくれる可能性が高い対象顧客を絞り込んでから起業した方が、リスクが低いと言えるでしょう。起業のための起業をするのではなく、会社から給料をもらいながら、社内起業を目指すのも人生の良い選択肢の一つと言えるのではないかと思いました。

 

深セン和僑会事務局

木津 英隆